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ドクターブログ~めざせ!イケてる産婦人科医~
タイトルのような高い(?)目標を掲げ、邁進しつつ反省の日々をつづります。&当院の宣伝、自慢など
新しい時代へ -地域医療のあり方-
いよいよ「令和」へ


新しい時代が始まりました。みなさんも、それぞれに思うところがあるでしょう。

私は、昭和時代に生まれ、平成2年に高校を卒業しました。
平成時代は大学進学し、地元を離れ関東へ。医師となり、研鑽を積みました。
東日本大震災の少し前に地元に戻り、診療所を継承・新築開業し、生き方の道筋を模索してきました。

「昭和」に自分の礎(いしづえ)を築いてもらいました。
「平成」に自分の生業(なりわい)や使命を導いてもらいました。
「令和」には…?
まだまだ、飛躍を目指して頑張ります!


さて、重いタイトルに驚いたかもしれません。
でも、このテーマは、今住んでいる地域で、「すこやかに」生まれ、育ち、最期まで過ごすためには避けていられません。
私たち医療に携わる者だけでなく、医療を受けるみなさんにも、真剣に考えていかなくてはならないものです。

地域医療は、現在「大ピンチ」だと思います。
時間を問わず、良質で、コストがリーズナブルな医療が、当たり前に受けられなくなる時が、すぐ間近に迫っています。
みなさんにはそういう意識はあるでしょうか?

世界のどこも経験していない「超・少子高齢化」社会となっている日本。
有効な対策は、誰にも分からず、模索状態…
この社会は医療のしくみにも、かなり大きな打撃を与えていますし、これからも与え続けます…
おそらく私が生きている間、改善は無理でしょう。

それは平成時代に原因があります。
平成元年に、合計特殊出生率(一人の女性が平均して一生の間に何人の子供を産むかを表す数字)が1.57!という大事件(私たち産婦人科に携わるものにとっては)がありました。
それは、昭和41年丙午の1.58、それまでのダントツの最低値を下回ったのです!
(合計特殊出生率の年次推移のグラフをインターネットで調べてみて下さい。1.58がいかに低い数字か分かります)
「1.57ショック」と言われています。
平成時代は、ご存知のとおり、政府が不安定な時代でした。首相や政権が目まぐるしく代わりました。
着手が遅かったせいもありますが、いかなる政策・対策も功を奏しないまま、経過しているのが実情です。
人口がすごいスピードで減っているのです。
医療だけにとどまらず、すべてのことに「大ピンチ」です!


そんな中で、新しい令和時代には、安定した安倍政権(安定し過ぎて、いろいろ言われていますが)に期待をするとともに、
私たち自身が、私たちが住む地域で、アクションを起こさないといけないと思います。
医療に携わる私は、もちろん強い思いで、5月1日を迎えました。


「すこやかに」には限界があります。人は皆、早い遅いはありますが、天寿を全うする時が必ず訪れます。
でも、医療はおろそかにできないと思います。

医療は、
お世話になる時だけ必要なのではなく、
お世話になってもいいように、常に変わらず身近に存在する

からこそ、自分の好きなように生きることができると思います。

東日本大震災から長い月日が経ちました。
命や健康、「すこやかに」生きることができるありがたみを、今一度考えてみましょう。


産婦人科の悩みのことなら、当院へ!





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